頼み事

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私は何時間そうしていただろう 彼の回りはデッサンだらけ 私には見えないデッサンだらけ 彼は翌日川へと連れ出した 人気の無い 上流の川 民家さえない 彼は言う 『ショールだけになって 動いてて良いから』 私は戸惑う 真剣な目が 私を本気にさせた 私は 忠実に 彼のイメージ通りに 私は書き写された 余す所無く 書き写された
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