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私達は新たな世界へと向かいました
見るものが初めて
相手はフォニムを知らない
主人様は大変そうです
通貨は同じでしたので
宿を経営することになりました
その世界での仲間も増えました
いろいろな思い出
魔王様……
私真実を知りました
主人様はあなたではありませんでした
しかし私は決めました
いつか……
いつかあなたを越えたいと思います
今は修行をし
今の魔王を降伏させ
あなたの愛した
平和で美しい魔界を
私が作ろうと思います
ですから魔王様
どうか見守っていてください……
深い闇の中に青年はいた。
レモンイエローとコバルトのオッドアイ。
青年の前には泉があり、シノンが写っていた。
「やっと気付いてくれたね、ユミル……」
青年はそういって微笑んだ。そして消えてゆく。
転生しているわけではなかった。
災いがユミルを、シノンを襲う。
では僕は、君を守ろうかな。
君の魔王として……
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