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奈緒は再び『魔法BAR』を訪れていた。
フランス人形を手にして...
「おや...どうしたんじゃ!?まだ髪の毛も残っとるじゃろ!?」
「いえ...私にはもう...必要ないんです!」
そう言って残っていた髪の毛と人形を手渡す。
「人形もかえ!?」
「はい...私...亡くなった人への想い方ってのがあるって気が付いたんです...」
奈緒は人形を見詰めながら話を続ける。
「勇人と話せて本当に良かった!でも勇人は前から私の心に居たんだって気付いて...」
「ほぉ...」
魔法バァが珍しく関心しながら話を聞く。
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