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奈緒は去年のイブに彼がバイク事故で亡くなった事...
今でも彼を忘れられない事...
この気持ちをどうしていいか分からない事...
この場の雰囲気がそうさせるのか...
今まで誰にも言わなかった泣き言を魔法バァにぶつけた。
「いいじゃろ...勇人とやらの魂と会わせてやろう!」
普段なら怪し過ぎるこの言葉も,魔法バァのただならぬ雰囲気のせいなのか...
不思議と受け入れられ...
そしてお願いする。
「お願いします!何でもしますから会わせて下さい!」
「フォッ フォッ フォッ!願いに見合う報酬しか貰わんよ!報酬は...お主のその長く綺麗な髪じゃ!」
そう言って魔法バァはハサミを奈緒に手渡した。
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