18歳 高校生

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そのとき、男はうずくまり叫んだ。 「おおお母さん…母さぁぁぁん!」 「こんなときに親を呼ぶか…情けない。」 そう思ったタダシ。しかしふと脳裏が思い出させた。朝、タダシのことを想い、悲しんで泣いて謝っていたタダシの母のことを。 「ごめんなさい…ごめんなさいねぇ…」 何を考えてる。我に帰ったタダシは男を見た。何故か男とタダシは目があった。 「………………タダシ?」 タダシは驚いた。いや、そんなはずはない!そんなバカな! 「プップーッ!!キキキーッ!!!」 混乱したタダシたちは音の方へ振り向いた。
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