4月2日(水)

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    「うるせーぐはぁ!!」   俺の部屋の扉が開いて閉じた。   一瞬の出来事だった…。   勢いよく開かれたドアは、壁にぶつかり、その反動で再びもとの位置へと帰っていく。   この原理。   ジリリリリリイイイイイイ!!   雅樹 「………おいおい」   壊れたらどうするんだよ…。   雅樹 「……はあっ!」   ひらめいた!   壊せばいいんじゃないか!   そうすれば泣き止むぞ。   あ……でもだめっ!   かわいい妹をギタギタに壊すなんて俺にはできないっ!!   雅樹 「って脳内妄想はいいっての」   俺は時計を手にとってひっくり返し、単3の電池を一本抜く。   ジリっ……   時計はすぐに止まり、チクタクという音も聞こえなくなる。   そりゃああたりまえだよな。   電池取ったわけだし。    
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