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三人が去っても空はその場に倒れこんでいた。
体中が軋む・・・
当分動けそうになかった
『ちょっと大丈夫!?』
胸にクロスをさげた少女が覗き込んできた。
クラスメイトの砂小坂 純(スナコザカ アヅ)だ、彼女は素早く肩に手を回すと空を抱え起こす。
『何をする気なの?』
『保健室に連れて行くに決まってるでしょ!』
『大丈夫、これぐらい平気だよ』
『大丈夫なわけないでしょ!こんなに怪我してるし!』
そういうと彼女は、空を強引に保健室へと連れて行った。
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