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立ち上がって周りを見渡すと、教室の中の奴らと廊下にいる奴ら全員が俺を見ていた。
俺の服から落ちるガラスの音以外、何の音も聞こえない。
ドクン…という自分の心臓の音が内側から大きく聞こえた。
「……え………っ?」
状況が
判らない。
何?え、何?…
黙ってお互いに見つめ合う時間がしばらく流れた。
…ボツ…
スピーカーから、マイクの電源をいれたような音。
耳をつんざくような笛の音があふれた。
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