①恋

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「それ読みたかったんだ!貸してもらってもいい?」 「あぁいいよ。どうぞ!」 高校3年生の時、彼から漫画を借りることになった。 実は中学1年生で初めて同じクラスになった時から気になっている人だった。 何か借りたり貸したりすると、恋心が芽生えるのはみんなも同じだろうか? ゆりはその事がきっかけで彼の事が好きになった。 ゆりは返す時、ありがとうの手紙を漫画に挟もうか悩んだ。 しかし、そのまま彼が漫画を他の人に貸すことを恐れてやめてしまった。 それから月日は経ち、クリスマスを迎えた。 ゆりは彼氏がいなかったので、彼氏がいない女の子ばかり集まって鍋パーティーをする事になった。
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