①恋

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パーティーにはクラスの半分以上の女の子が集まった。 そして鍋を食べた後、誰かがこんな事を言い出した。 「クラスの全員をちょっとくっつけてみない~?」 これはもちろん想像上の事でだ。 まずクラス全員の名前を左に男の子、右に女の子の順に書き出した。 次に、同じクラスで付き合っている人を線で結んだ。 そして残った人を、この人とこの人は合いそうと思う人同志線で結んでいった。 これがかなり盛り上がった。 みんな密かに想ってる人と自分をくっつけたりして。 ゆりの番になった。 ゆりはドキドキしながら彼の名前を言ってみた。 「お似合いやーん」 「いい感じ」 みんなそう言って、線で繋げてくれた。 まさかゆりが彼を本当に好きだとは思っていなかったようだ。
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