プロローグ

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「男の子なんだから、部屋になんかいないで外で遊んだ方がいいんじゃないかな?」 懐かしい声が聞こえた……俺がいい返す。 「放っとけばいいだろ、俺の事なんて」 「いいからおいでって」 細い手が俺の腕を掴む、そうやって俺は外に連れて行かれた………………… 「痛っ」 ゴツンッと鈍い音がして目が醒めた、どうやら椅子から落ちたらしい……そういえば俺はあの後どうしたんだったか……まぁいいだろう。 そして俺、大杖(だいじょう)晃(あきら)の一日が始まった。
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