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とりあえず、逃げてた少年には友人のところに行くよう言って置いた……後は装備か……まあ広場に行ってみるか。
誰もいない広場で待っているとアタッシュケースを持った一人の少女が向かってきた。
「あの……ここの支部の方ですか?」
十二、三歳の女の子だ、はっきり言って可愛い部類に入るだろう。
「ん……ああ、そうだよ」
とりあえず嘘をつき、相手の反応を探る。
「それで装備は?」
「はい、これです」
笑顔で少女がアタッシュケースを差し出した、とりあえず中を見てみる。
「これは……?」
中には膝、肘当てが入っていた………なぜ?
「えっ、あなたが作るようにいったんじゃなかったんですか!?……そう聞かされてたんですけど」
少女の顔を疑問符が浮かぶ……成る程、あの少年の趣味か。
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