プロローグ

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その存在は七色に揺らめく炎が全身をおおい半透明に光り輝いている。 まぶしいくらいの光量なのに少女はまばたきすることなく見つめることができた。 ゆらめいているので輪郭ははっきりしないが背中に6枚の羽根がはためき右手には剣を掲げているのははっきり見てとれる。 しかしその剣は少女がいままで見たことのない形をしていた。 騎士が持っている剣より細くすこしそりかえっているように思える。 「きれい…」 少女はその存在に複雑な好奇心をもち、その剣に端麗な美しさを感じた。
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