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春が訪れる少し前、
花井と一緒に墓参りをする。
あれから何年経っただろうか。
高校を卒業してそれぞれの道をバラバラに歩き出したオレ達。
それでも写真の中のアイツの顔はいつも変わらず笑ったまま。
どれだけ辛かったかなんて、
どれだけ苦しかったかなんて、
その笑顔からは想像もつかないけれど。
出来ることならまたいつか。
そう星になったアイツに願って。
了
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