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浜田と帰る帰り道。
本当に、本当にオレの気持ちって伝わってるのかな?
浜田とオレの好きって気持ちはどっちの方が大きいのかな?
「どした~?」
だんだんと歩くスピードが遅くなったオレを心配したのか、浜田が振り返る。
その顔は夕焼け色で…。
なんだか優しくて…
「…浜田…」
そう呟いたオレの手に浜田の手が重なる。
そうしてゆっくり笑ってくれた。
なんでオレのして欲しいことわかるんだろ。恥ずかしくって絶対、口には出せないし、思ってることと正反対な事、言っちゃうオレだけど…
浜田にはちゃんと伝わってるような気がした。
了
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