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 秋護は右の横腹にゆっくりと走った激痛で目を覚ました。 「げふぉっ!」    強烈な痛みのやって来ている右脇腹の方を見ると、母親が放ったボディーブローが見事に決まっていた。 「早く起きなさい」  母親はニッコリ笑って言っていたが、その目には明らかに喜怒哀楽の二番目の感情が滲み出ていた。   なんてこった、夢だったのか…  
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