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  『はい時間切れ、終了~。正解は…高校三年生でした~♪』 「高校三年生?どうして?」 『えー分かんないの~?教えてほしい?』 「…冬彦よ、このまま電話を切っても文句はないな?」 『じょ、冗談だって。えっとね、高校三年生って高三って言うだろ?高三…こうさん…コウサン…降参!な?』 「な?じゃねぇ。なぞなぞのオチはただのダジャレかよ」  秋護は今度こそ本当に電話を切ろうとして通話終了の赤ボタンのところに左手の親指をかけた。  
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