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  「俺を級長と呼んでくれるな。そんな器量はどこにもない」  しかしながら秋護はいつもの落ち着いたかすれ声で答える。 『なんだよもう~、ノリ悪いなー秋護は。もっとなんかこう、え!ナニナニ?みたいにはなれないのかねぇ』 「なれねぇよ。俺はお前みたいな朝っぱらハイテンション野郎なれん」 『まぁいいや。この話を聞けばいくらお前でもノリノリのウリャウリャになるだろうからね♪にひひ』 「ノリノリのウリャウリャ…それは一体どんな状態だ」 『聞いて驚くなよ。』  基本的に冬彦が秋護のツッコミを無視しているので、なかなか会話が噛み合わない。   『…なんと』  
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