何事にも在るもの。

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村の誰もが、老人の話を信じなかった。 オルの金貨も、何か分からないそんな答えばかり。 オルは、地平線に沈む光と、金貨を眺めながら空の果てを思った。 「じぃさん・・。」 老人は何を伝えたかったのか。 なぜオルだったのか。 オルは金貨をもて遊びながら、考えた。 そして。 「空を見に行きたいなぁ。」 呟く。
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