『その一言を…』 詩:魅影

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気がつかなかった こんなにも僕は弱かった 心許せる場所はなく 何気ない日常に 不安と孤独を抱え 世の中の人間が自分には 無関心だと思っていた 先の見えない生活が 自分を腐らせていく 抜け出したい想いとはうらはらに ぬかるみにどんどん堕ちていく 毎日諦めかけていた 何度も絶望にぶち当たった 苦しかった ひとごみに紛れ暮らす日々 誰かに気付いてほしかった 誰かに包んで欲しかった 誰かに…
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