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気がつかなかった
こんなにも僕は弱かった
心許せる場所はなく
何気ない日常に
不安と孤独を抱え
世の中の人間が自分には
無関心だと思っていた
先の見えない生活が
自分を腐らせていく
抜け出したい想いとはうらはらに
ぬかるみにどんどん堕ちていく
毎日諦めかけていた
何度も絶望にぶち当たった
苦しかった
ひとごみに紛れ暮らす日々
誰かに気付いてほしかった
誰かに包んで欲しかった
誰かに…
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