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この日の夜中、おそらく集中治療室だったと思うが、そこに入れられた
何をされるのかよく分からなかった
ただやけに寒かったことを覚えてる
そして、首の血管に点滴を入れるための針を入れ
右足の付け根には血漿交換をするのに必要な針を入れられた
記憶が途切れ途切れになったのはちょうど、このくらい
次に気付いたときは朝を迎えていた
場所も変わっていたが、やはり集中治療室のようなとこだった
目が覚めると、医者がすぐ側にいた
「伊野さん。今日の10時くらいに救急車で転院しますね」
ボーッとする頭で全てが夢だったらよかったのに
夢なら、覚めてほしいと本気で願った
そして、救急車に乗り大学病院に向かった
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