前触れ

2/6
前へ
/103ページ
次へ
私は、某高専に通う五年生 伊野明弥佳(イノ アヤカ)、二十歳 親元を離れ、学校の寮に住んでいた 病気の前触れがあったのは、2007年1月のこと この時期は、高専5年生にとっては最も忙しい時期 工業系の学校である高専には、最終学年の五年生は『卒業研究』がある そのための、論文作成とプレゼンの準備に追われ夜遅くまで学校に残り、パソコンと向き合う毎日 睡眠時間は3~5時間の日がほとんどで、土日も登校 登校しなくても、家で準備をしていた
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

361人が本棚に入れています
本棚に追加