第十四章

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アリス「私もレンに会えてよかった…」   真弥「短かったけど、楽しかったよ」   優美「…ありがとう…」   鈴「行くのか?」   レン「ああ。皆を頼む」   鈴「任せろ」   レン「………」   鈴「ん?どうした?」   レン「お前、口悪いな」   鈴「うるさい!」   鈴は少し顔を赤くしながら言った   顔は秀のままだから少し気味が悪いが…   杏「レンはどうなるの?」   レン「さぁな。死ぬ、としか聞いてないんでな」   レン「時間か…」   レンの体はほとんど消えていた   アリス「さよならは、言わないからね…」   真弥「また会えるって、信じてるから…」   優美「…待ってる」   レン「………」   レンは黙っていた   そして、少ししてからレンが口を開いた   レン「……れ……な……か………」   その時には遅く、レンは消えていた   だから、何を言ったのか、誰もわからなかった…   その中、ほとんどの人間が泣いていた
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