第十四章

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アリス「なんで… レンが死ななくちゃ…」   アリスは泣いていてちゃんと喋れていなかった   レン「秀」   秀「ん?」   レン「死ぬか?」   レンの言葉に皆が驚いていた   秀「なんでまた…」   レン「お前、嘘ついてるだろ」   秀「はて、なんのことやら」   レン「言わなきゃ死ぬことになるけど、それでもいいか?」   秀「あ~、その前に質問」   レン「なんだ?」   秀「いつから知ってた?」   レン「お前の名前を聞いた時から」   秀「じゃあ、あの事も?」   レン「ああ。この世に、野中秀は存在しない」   秀「暴露するなよ。せっかく隠してきたのに」   レン「気にするな。野中鈴」   鈴?「名前まで知ってるし…」   レン「悪いが秀とは知り合いでな。お前のことは聞いてたんだ」   鈴「あのバカ兄貴…」   鈴は怒っていた   皆はキョトンとしている   しかし、数人はまだ泣いていた   それは、アリス、真弥、優美、そして杏である   鈴「時間は?」   レン「もって30分」   三人はハッとした   杏だけは反応しなかった
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