サンタさんの欲しいモノ

☆★

「そろそろ、仕事を始めるとするか｡」

そう言って、おじいさんは、ルドルフの赤い鼻を、そっと撫でました。

ルドルフは、気持ちが良いのか、目を瞑ります。

おじいさんが、手を離して立ち上がりました。

「仕事を始めますか?」

「あぁ。今年も、私達を待ってくれている子供達が、大勢いるぞ!｣