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ッドゥンッッ………!!!
丁度、地雷が爆発したところでした。
「…………………!」
「…………………!」
おじいさんも、ルドルフも、体が凍ってしまって、暫く何も言えませんでした。
こんな光景を見たのは、初めてではありません。もう何年も世界中を回っているのですから。
でも、久し振りに目の当たりにした光景です。
それに、何度見ても、おぞましいのには変わりありません。
「……助けて、あげたいですね。」
「助けてやりたいな。」
おじいさんの力では、世界中を平和にするなんて、大それた事は、とても無理なのでした。
そんな自分がもどかしくて、彼は自分の力のなさに、とても腹を立てるのでした。
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