12人が本棚に入れています
本棚に追加
「くっだらねぇなぁ…んなくだらねぇ事で落ちてんのかぁ?」
「…何だよ。その冷たい言い方。」
幼馴染の彪流が
『元気無ぇな?相談なら乗るぜ?』
って言ってくれたから、全部話たってのに…
返答がこれかよ
「くだらなくなぃっての。こっちは本気で悩んでるんだ」
「別に悩む程の事じゃねぇだろが。」
「何で?」
「つまりは何か新しい事をすりゃ良いんだろ?」
「新しい事?例えば?」
「んー…まぁ、例えば…スポーツ以外で手軽に出来る趣味を見付けたりよ。気が紛れりゃ良いんだから…恋人でも作ってみたらどうだ?」
ドクンッ…
「恋人だぁ?んな好きな奴なんて居ねぇしよぉ…」
嘘…だけど……
言えるかっつぅの…
「別に好きな奴を無理矢理作る必要なんて無ぇよ。とりあえず自分の隣りに居てくれるような奴を探すんだ。普段一緒に居りゃ自然と惹かれてくってもんだ」
「それって…恋人って言わねぇだろ?」
「だぁ!ったく!
生真面目だなぁ!だったら良いか?先ずは“自分と遊んでくれる異性”ってのを探せ」
→
最初のコメントを投稿しよう!