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さようなら……
一番口にするのが恐かった…
さようなら…
あなたの幸せを願っています…
私はこれで身を退きます…
涙を零し…暗闇に光る携帯のディスプレイに文字を打ち込む…
こんな時に限って…君の好きな曲……
『あなたの声が…~…大きな片思い』
まるで心を見透かされたように…歌の詞が僕の気持ちを代弁する……
また再び君への思いを蘇らせる……
だけど…さようなら…
もう今までのようにはいかない…
これ以上…君を困らせることは…悩ませることはできない……
今までありがとう…
君からたくさんの幸せをもらった…
君から優しさを教わった…
楽しい思い出も…たくさん…たくさん…
でも今はそれが辛い…思い出すと胸が苦しくなる……
これ以上近くにいると…自分が自分ではなくなってしまいそうで…
だから…さようなら…
…感謝しているよ…
素敵な恋を…ありがとう。
さようなら。
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