イブ5日前

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「晴にやらせたら、誰か分からなくなるんじゃない?」 「綺麗にするわよー。腕がなるわ」 翔子を化粧している所を考えているのか、晴はにんまり笑った。 「おはようございます」 店内に入って来たのは椎名だった。 「おはようございます、椎名さん」 晴は椎名の所に寄って行く。 「今井さん、おはようございます」 椎名は笑顔で晴に挨拶するのを、翔子は少し離れた場所にいた。 「今夜、翔子とご飯に行くんですけど、椎名さんも如何ですか?」 思わず晴に視線をやる。 ご飯食べに行くなんて聞いてないし、言ってない。 「たまには上下の仲も深めましょうよ」 「そうですねぇ…お邪魔じゃなければ」 しかもいいのかよっ。 「大歓迎よね?翔子」 翔子の方を振り向いて、晴はにんまり笑う。 どうやら協力しなければいけないみたいな雰囲気だ。 「も…もちろんです、是非椎名さんも来て下さい」 若干引きつった笑顔で、翔子は答えた。 帰ったら、寝ようと思ってたのに…。
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