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「何送信した?」
「貴方の写メ欲しいなぁって送信した」
「なんで?」
「顔を確かめるのが一番早いでしょ」
タイミング良く飲み物が運ばれて来た。
晴はビール、翔子は酎ハイ。
それを飲みながら、晴はメニューを見る。
「来るまで食べましょ」
2人は適当に注文すると、また飲む。
ヴヴヴ
バイブの音がして晴が携帯を開く。
「…ええー恥ずかしいなぁ。でも翔子ちゃんだけの出血大サービスだよ。だって」
携帯を渡されて見るとそこには茶髪の今時な男の子が写っていた。
「知らない」
「困ったわねぇ」
晴に携帯を渡すと、また素早く打ち込んでテーブルの上に置いた。
「今度は?」
「貴方の事知らないんだけどって送ったわ」
料理が運ばれて来た。
取り敢えず、お酒を飲みながらつまめる様なものばかりだ。
直ぐに返信が返ってくる。
「返信早いわね…、イブの日に色々教えてあげる。だって」
「もうお腹いっぱいです」
晴も返信を諦め、ビールを追加する。
「24日、私も仕事だから、一緒についていくわ。それならまだ安全でしょ」
「そうして貰おうかな」
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