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グレンは、ハッっと気を取り直し前へ前へと進んで行く。
あの男にあってから妙におかしい。道が全く別れないまるでグレンをこっちに行かせるみたいに、道が広がって居る。
慌てて後ろを向くと、道が4つ、5つ、6つとだんだん増えている。
町並みも微かに変わって来て居る。
生活感のあふれる家がだんだんと、無くなって来ている。
するはずの無い所から声がする。
グレンは怖くなり、前へと走り出した。
町並みを抜けると、秋桜畑が広がっている。
グレンは、初めて見る景色に…………追い求めていた場所に着いた事に感激し、涙を流した。
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