出会い

7/15
前へ
/33ページ
次へ
グレンはまず昼食を取ろうと、林まで歩き古い木の株に座って秋桜畑を見ながら昼食を食べた。 『何だかおかしい……』 グレンは急に何かがおかしいと言い出した 『何かな?何だろう?…………まぁ…いっか(笑)』 グレンはここに来れた事が何より嬉しくて、不思議に思った事を無かった事にした。 グレンは昼食が入っていた籠いっぱいに花を摘んで、帰ろうとした時、来た道が消えていた。回りには一つも道は無い。あるのは一面の秋桜畑と迫り来るように大きな林だけ。 グレンは今、あの不思議な感覚の正体がわかったのだ。 グレンは道から林までの間、数歩程度しか歩いてない。 なのに、見えるはずの家も道もあの場所からなにも見えなかった。 グレンは、泣き叫んだ 『帰りたいっ……帰りたいよぉっ………助けてぇ……わぁぁん』
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加