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グレンはまず昼食を取ろうと、林まで歩き古い木の株に座って秋桜畑を見ながら昼食を食べた。
『何だかおかしい……』
グレンは急に何かがおかしいと言い出した
『何かな?何だろう?…………まぁ…いっか(笑)』
グレンはここに来れた事が何より嬉しくて、不思議に思った事を無かった事にした。
グレンは昼食が入っていた籠いっぱいに花を摘んで、帰ろうとした時、来た道が消えていた。回りには一つも道は無い。あるのは一面の秋桜畑と迫り来るように大きな林だけ。
グレンは今、あの不思議な感覚の正体がわかったのだ。
グレンは道から林までの間、数歩程度しか歩いてない。
なのに、見えるはずの家も道もあの場所からなにも見えなかった。
グレンは、泣き叫んだ
『帰りたいっ……帰りたいよぉっ………助けてぇ……わぁぁん』
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