イブイブの日

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「よお 湧一!!」 啓介が軽く息を切らしながら 湧一に挨拶をする 「ったく さびーのにオメェは元気だなぁ」 「んで 地図は?」 「これだよ」 湧一はポケットから折り畳まれた紙を 啓介に渡す 「この場所に 玖美を拉致ればいいんだな?」 「拉致っていうな!!」 いまだに玖美とは仲直りが出来ず 湧一は半分仕方なしにとある作戦を決行する事にした それにはまず 玖美を 湧一が啓介に手渡した紙に書いてある とっておきの場所に玖美を連れていく必要がある その連れていく役を啓介にしてもらう事になった 「お前どーせ暇だろ? ゲームでもしていかん?」 「おおっ いいねぇ~~ 久しぶりに叩き潰してやっでねぇ」 啓介が部屋にあがる そして こたつの上にさっきの紙を放置し手足をいれる 「ふぅ 生き返るわぁ 湧一 お茶」 「はぁ~~? 沸かせっちね?」 「一応 俺は客人っすよ」 「ったく 仕方ねーなぁ」 こたつから 立ち上がり 湧一は 台所まで 歩いていく
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