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PM8:05 湧一はまだ職場の中で サンタの服装に着替えていた
「社長 老化メイク お願いします」
湧一は社長に黒い アイシャドーを渡し目の周りに シワを書いてもらう
「こんな感じでよか？」
手鏡で目元を見る
「はい ありがとうございます」
天然パーマ風の白いカツラと赤い帽子をかぶり 最後に白い髭をつける
「髭のバランス どうっすか？」
「よかよか」
「なら あがります」
「頑張れよ サンタ」
「頑張ってきます」
サンタカーへと改造されたクレスタのキーを捻り エンジンを掛ける
「ふぅ………微妙に緊張するわ」
ゆっくりと赤くクリスマス仕様に改造された愛車を動かす
「8時10分ちょい まぁ ぴったりに着くかな」
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