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無意識にプレゼントを開ける玖美
その中には指輪と小さな紙切れが入っている
紙切れには一言“ごめん”と書かれており その文字を見た瞬間玖美が固まる
そしてさらに 湧一は玖美の手をとり「ごめん」を復唱
その言葉でトガっていた心が崩れ 玖美の頬から涙が一粒落ちる
そして2人仲直りし 仲良く城山へディナーへ行く
……………………はずだった
……湧一の肩を 寂しく海風が通り過ぎていく
「…………はっ?」
湧一が市内から少し外れの海沿いの待ち合わせ(?)場所に行くが 誰もいない…… 遠くから虚しく汽笛が響いてくる………
「啓介のやつ失敗したけ………」
しかし 失敗の連絡は湧一には届いていない
一応 啓介に確認の電話をするが繋がらない……… 玖美の電話にもだ………
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