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「はぁ…… 今日はクリスマスかぁ…… やっぱり湧一と仲直りしてたほうがよかったかなぁ……」
時は今から3時間ほど下った夕方の6時ごろ バイトからあがった玖美がバスを降りトボトボと自宅まで歩いて帰る
「んっ? 啓介 アイツひとん家の前で 何してんの?」
啓介が愛車の赤いアルテッツァを 玖美の家の前で ゆっくりと流している
「おい」
玖美が啓介の車のドアを叩く
「げっ!? もう帰ってきたの!?」
「うちが早く帰ってきたら悪い?」
「いやいや 全然」
とかいいながら 軽く焦っている
『ははぁ~ん さては湧一に頼まれて来たなコイツ』
と玖美は頭の中で推理する
「啓介 あんた湧一に何か頼まれて来たでしょ」
「…………あらら わかっちゃう?」
「わからいでか? お前の行動怪しすぎ」
「まぢでぇ~ なら 湧一に失敗の電話せんと………」
「ストップ! 誰が乗らないっていった?」
「えっ?」
「んで 何をする予定だったの?」
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