玖美はどこだ!?

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「…………暗っ!!」 あれから 更に1時間ちかく掛けて 啓介と玖美は 目的地へ到着する ガードレール越しからは 漆黒の海が望み 周りには 外灯一本なく とても暗い 「もう8時かぁ あと50分くらいしたら 俺は帰るから」 「はっ? こんな場所にうちを取り残すわけ」 「湧一と 2人っきりになりたいだろ?」 「確かにね けど こんな不気味な場所に うちを独りで置いてく気?」 2人揃えば 誰もいなく海が望めロマンチックな場所かもしれないが 独りぼっちなら 正直 不気味だ…… 「大丈夫だって すぐに来るって」 「すぐに来なかったら ケータイで呼び出すから 道ずれになってもらうよ」 「そん時はね まぁ あと50分 CDでも聞きながら 気長に待つが」
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