孤立……

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「おー そろそろ9時か」 眠りかぶっていた 啓介が目を覚ます 「おーい 玖美起きろ時間だぞ」 肩を叩き横で爆睡している玖美を起こす 「うるさい……」 「バキっ」 その手を払いのける様にして(?)飛んできた 右ストレートが見事に啓介の顔面にはいる 「ってぇ こいつ寝起き悪すぎ!! おいコラ玖美!! 起きろっちよ!!」 「んんっ…ああっ…… あれ うちいつのまに寝てたけ……?」 「知らね 俺も寝ちょったし」 「まぢで!?」 「まぁ 2時間近くも移動して疲れてたんだから 仕方なかが」 「あーね 暖房効いてて 快適だったしねぇ」 「それじゃ バイバイ」 「えっ? 何!?急に」 「湧一との待ち合わせ」 「ええっ 素でこんな寒空にウチを放置するわけ!?」 「すぐに湧一が来るが」 「すぐに来なかったら あんた マジでケータイに連絡いれるから すぐ来なさいよ!!」 「わかちょるって んじゃ頑張れよぉ~」 啓介の車がゆっくり走りだしていく それを寒そうに玖美が見送る
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