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元との話を終えた後、夏季は村の中を散歩していた。 村と言っても特別何もないわけではなく、元の家から少し歩いた所にはコンビニもあった。 夏季「ハートゥハート?」 見慣れぬコンビニを見て、夏季はその店の名前を口にだしていた。 「別名ハートブレイカーっていうんだぜ。」 夏季の後ろから声がした。 夏季「なんで?」 ていうかお前誰だよ。 「あの店のチェーンは必ず潰れて、店長をどん底に突き落とすからだよ。」 なるほど。 と納得の行く理由だったが、 夏季「ふーん。で、あんた誰?」 思わず疑問をぶつけて見る夏季。 「え?おれ?」 他に誰がいんだよ… と言いたかったが、夏季は首を縦に振るだけで抑えた。 「俺は坂出秋(さかいであき)って言うんだ。よろしくな!」 威勢の良い声とともに秋は夏季をどんっとどついた。
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