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いったいいつぶりだろう… こんな風に気持ちがおちついていたのは。 目の前をながれる小川はゆっくりと綺麗で、澄んでいる。 竜「夏季ってどこから来たの?」 いきなり答えたくない事に触れられた。 夏季「東京かな…」 とりあえず曖昧に答えて置く。 秋「いや一応ここも東京だからね。」 秋のまともな反論。 こんななにもないとこでも東京なんだ… だけど何もないのも悪くはない。 秋「でも、お前良い時に来たよなぁ~」 夏季「良い時?」 竜「あさってから祭りがあんだよ。」 竜はそう言った後で、今自分達がいるとこから見える山を指差した。 竜「あそこに神社があってさ、十年に一度それを祭る祭りがあるんだ。そんときは、観光客とかもきてもりあがんだ。」 竜は目をキラキラさせている。 そのお祭りが本当に楽しみなんだろう。
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