プロローグ

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そんな夏希にも支えはあった。 両親と冬香の存在だ。 冬香は夏希が落ち込んでいる時笑顔で励ましてくれた。 夏希と冬香は年はふたつしか離れておらず、とても仲のよい兄弟だった。 両親も夏希に細かい質問はせず、ただあたたかく見守ってくれた。 このふたつが夏希が頑張れる唯一の希望だった。
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