プロローグ

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ある朝夏希が起きると、母親は台所に倒れていた。 夏希はすぐに病院に連絡した。 倒れている母親の側には睡眠薬の瓶があった。 母親は離婚や仕事のストレスから自殺を計ったようだ。 幸い命はとりとめたもののいつ目をさますか分からない状態だった。 夏希はもうなにもかもがどうでも良くなった。 夏希は駅に行き、行き先もしれず、ただどこか遠くへ向かった。
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