CLUB「sweet」

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携帯にセットしたアラームが鳴り響き俺は目を覚ます。ここは市内のホテルの一室、俺の部屋みたいなもんだ。顔を洗い、制服に着替える。着替えた俺は、昨日一緒に寝た女を起こす。 「おい、起きろよ。」 「うーん、キスしてくれたら起きる~。」 「馬鹿言ってんな。俺は学校行くからよ、また買ってくれよ……お客様。」 俺はドアを閉めてホテルを後にする。ここから学校まではそう遠くない、歩いてすぐだ。しかし、今の時間は6時30分誰もいないし、空気は澄み切っている。俺はこの空気が好きだった。身が引き締まる気がする。時間は充分にあるので、近くのコンビニで朝飯をとりマンガを立ち読みしていた。
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