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気がつくと布団の中にいた。
あれは、夢だったのか。
がっかりしていると枕の横に置いてあった靴下の中にプレゼントが入っていた。
なな「あ~!プレゼントだぁ!おかあさん!!おとうさん!おきておきて!!」
お母さん「あら、おはよう。よかったねぇ!サンタクロースさん来てくれたんだねぇ!」
なな「うん!あとね、ななちゃんね、サンタクロースさんのゆめみたの~!」
お母さん「そうなの、楽しかった?」
なな「ゆめのなかでも、あえてうれしかった!」
その時、今まで黙ってお父さんが口を開く。
お父さん「あ!!そういえば昨日、お前玄関で寝てたぞ!布団みたらいなかったからビックリしてな、トイレかと思って見に行ったら玄関にいたんだ。」
なな「え?」
私は驚き足の裏を見てみた。
足の裏は真っ黒だった。
お母さん「あんたなにそれ~?ばっちぃじゃない!ほら、洗いに行こう。」
なな「う…ん。」
そう、
あれは夢ではなかったのだ。
この後、お母さんやお父さんやおばあちゃん、友達、先生に言ったのだが、きっとみんな心の底から信じてはくれなかった。
でも、
信じてくれなくてもいい。
心の底から信じた者だけ、
サンタクロースは
見えるのだから。
あの花火も、
きっとみんなには見えていなかったのだろう。
あなたは、サンタクロースを見たことがありますか?
信じれば必ず。
あなたにも見えますよ。
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