43人が本棚に入れています
本棚に追加
太守
「グハッ!!・・・・・き、貴様・・・。」
太守は吐血し、その場に崩れ落ちる。
紫黄
「た、太守様!!」
一同は呆然としていた。
太守が目の前で刺され、すぐに捕虜を他の兵が取り押さえる。
太守
「・・・・・わ、ワシ・・・・は・・・・」
遂に太守は力つき、息をしなくなった。
卯恩
「・・・・・・・・」
周りがざわめく中、卯恩は至って冷静だった。
卯恩
「紫黄、早く太守殿を運ばせよう。この捕虜達の処遇も決めねばならん。」
紫黄
「あ、あぁ。」
その後太守を運び、再び集まった。
武将
「しかしどうする?君主がいなくなりゃ次の君主を決めなければならない。」
卯恩
「それには私に考えがある。」
卯恩は武将達を近くに寄せ小声でこう呟く。
卯恩
「紫黄、お前が前主君の後を継ぐのだ。」
一同
「!?」
紫黄
「お、おい卯恩。そりゃいくらなんでも!!」
武将
「・・・・・・いや、紫黄ならば拙者は異存はない。」
武将
「確かにそうだな。」
最初のコメントを投稿しよう!