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紫黄
「俺は卯恩の事を唯一無二の親友だと思ってるんだ。な、頼む!!」
紫黄は頭を下げる。
卯恩
「・・・・・・・・・・
・・・・・負けたよ。」
紫黄
「えっ!?」
卯恩
「全くお前という男は・・・・・・。まぁいい。それより、戦を始めるんだろ?だったら急ぐぞ!!とっとと敵の戦力を探らせろ!!」
紫黄
「お、おぅよ!!」
紫黄は走ってその場を立ち去る。
卯恩
「アホゥが!!・・・・・親友・・・・か。いいもんだな。」
この時、卯恩は死んでも紫黄を守ろうと決意した。
江陵からかなり離れた所に黄巾賊の陣があった。
指揮を執っているのはちょっと小柄の男だった。
???
「首尾はどうですか?」
黄巾兵
「ハイ!!問題なく進んでいます楽仙(ラクセン)様!!」
楽仙は張角直属の兵士で、黄巾賊の中ではかなり重要視されている人物。
楽仙
「出来れば戦いたくないな。」
???
「おぉ、楽仙。こんな所に居やがったか。」
楽仙に1人の大男が近づいてきた。
楽仙
「どうかしたのか順庸(ジュンヨウ)?」
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