聖夜に

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明だった 走ってきて息も途切れ途切れに 「あ…りがと…な…」 って聞こえた 僕は返事をせずに前を向いたら、あのY字路に新たな別れ道が出来ていた あの女の子はこの道を進むように行った 僕はふりかえらずに、走ったわけでもないのに途切れ途切れの声で 「咲を…幸せにしろよ…」 僕は別れ道に向けて踏み出した
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