欲しいプレゼント🎁

2/6
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
そんな話をしていると道が4つに分かれた十字路にでた。三人はここから帰る道がバラバラである。 つよし「じゃ~な~たくや、ゆうた」 たくや「バイバイ」 ゆうた「バイバイ」 たくや「じゃ~な~ゆうた」 ゆうた「バイバイ」 一人になったゆうたはある場所に向かったそれは病院である。 友達にはオモチャを頼んだほうがいいと言われたが、今の彼は欲しいものなどなかった。おばあちゃんが元気になって退院してほしい、ただそれだけだった。 トントン、ガラガラ、ゆうたは病室の扉をノックして中に入った。 おばあちゃん「おや、ゆうた今日も来たのかい、ありがとうねぇ~」 ゆうた「おばあちゃん、僕サンタさんにお手紙だしたよ」 おばあちゃん「そーかい、なんて書いたんだい」 ゆうた「おばあちゃんが元気になるものをくださいって」 おばあちゃん「ゆうた、自分が欲しいものをサンタさんに頼むんだよ」 ゆうた「僕は、元気になったおばあちゃん以外、欲しいものなんてない」
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!