アイツ*・。+'

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『ねえ、Uのすきなヤツって誰?』 はい? この人は誰に話しかけているのだろうか…? そう思って黙るあたしにアイツは再度話しかける。 『おい、ちょっと!!お前に聞いてんの!』 そういってアイツは笑いながらあたしの頭をツンッとつついた。 「はあ?あたしに聞いてたの?」 あたしはやっと気付く。 その横で夏子がささやいた。 『ゆかちゃん、小森だよ。小森 翔。』 「えっ!!!」 やだ喋りたくない…! 一瞬にして思ったあたしは 軽く受け流した。 「え~…。知らな~い。」 『なんだよ~。つまんね!!』 その後アイツはまだ何かを喋っていたけど 絶対友達になんかなりたくないと思っていたあたしは 無視をきめこんでいた。 そしてあたしたちは 中学生になった。
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