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それでもお母さんは
あたしが学校を休むことを許してはくれなかった。
あたしは毎日
地獄へと引きずり込まれるような思いで登校した。
そんなある日
社会の先生に怒られた。
社会の先生は
学校でも噂の恐い先生。
恐くて恐くて
あたしは落ち込んでいった。
苦しい学校で
苦しい出来事。
あたしの胸は
きゅうっと
締め付けられ、
床に
ぽとっと
雫が落ちた。
もう嫌だ…。
そう思っていたとき
斜め前のあの席から
聞き覚えのある声が聞こえてきた。
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